「叩けてはいるけど、なんだか演奏がのっぺりしている…」
「プロの演奏は、同じフレーズでもなぜか色っぽく聞こえる…」
その差の正体、実はダイナミクスかもしれません。
初心者から抜け出したいドラマー必見シリーズ、今回はパート4。
パート1は「バウンス」、パート2は「姿勢」、パート3は「タイミング」。
そして今回のテーマは、いよいよ表現の世界、「ダイナミクス」です。
これができるようになると、ドラムセットという楽器の見え方が、ガラッと変わりますよ。
そもそも「ダイナミクス」ってなに?
ダイナミクスとは、かんたんに言うと音の強弱やその幅、のこと。
大きい音、小さい音。
その間にある、無数のグラデーション。
この幅を自在にコントロールできると、演奏に一気に“表情”が生まれます。
同じ8ビートでも、ダイナミクスをつけることでまるで別のリズムのように聞こえるんです。
「全力で叩く」だけになっていませんか?
初心者を抜け出したい方が、ついハマりがちな落とし穴があります。
それは、楽譜や曲どおりに、ただ全力で叩いてしまうこと。
・書いてある音符を、とにかく鳴らすことに必死
・曲を最後まで叩ききることがゴールになっている
・強弱をつける余裕がない
もちろん、最初はそれで大丈夫。
でも、そこから一歩抜け出すカギが、この「音量の調節」なんです。
いつも同じ音量でドカドカ叩いていると、どんなにテクニックがあっても、演奏は平坦に聞こえてしまいます。

低く高く
音量は「強さ」だけじゃない、「叩く場所」でも変わる
ここがダイナミクスの奥深いところ。
音のニュアンスは、力の強弱だけで決まるわけではありません。
どこを叩くか(位置)でも、音色は大きく変わるんです。
スネアの場合
真ん中を叩くのか、少し端(リムに近いところ)を叩くのか。
はたまた、リムショット(フチと打面を同時に)を使うのか。
同じスネアでも、鳴る音はまるで違います。
タムやシンバルも同じ
タムは叩く位置で音の太さや響きが変わります。
シンバルも、スティックのチップで叩くのか、ショルダーで叩くのか、はたまたカップ(真ん中の出っぱり)を叩くのかで、がガラリと変わる。
つまり、「強さ」×「位置」の組み合わせで、表現の幅は無限に広がっていくんです。
それぞれの楽器の「特性」を、最大限に活かす
ドラムセットは、スネア、タム、シンバル、バスドラム…と、性格の違う楽器の集合体です。
初心者を抜け出すというのは、言いかえれば——
それぞれの楽器の特性を、最大限に引き出せるようになること。
スネアのバックビートをどうやって気持ちよく聞かせるか。
タムの豊かな響き。
シンバルのきらめきや迫力そして音の伸び具合。
これらを「ただ鳴らす」のではなく、「活かして鳴らす」。
そうすると、ドラムセットという楽器が持つ本当の表現力が、あなたの手から溢れ出してきます。
音色が良くなり、演奏に立体感が生まれる。
聴いている人が思わず引き込まれる——そんな演奏に近づいていくんです。
でも、これも自分ひとりでは気づきにくい
シリーズを読んでくれている方は、そろそろお決まりのフレーズにお気づきですね。
バウンスも、姿勢も、タイミングも、そしてダイナミクスも。
「自分ひとりでは、なかなか気づけない」んです。
「自分では強弱をつけているつもり」でも、録音して聴くと意外と平坦だった、というのはよくある話。
叩く位置のクセも、自分では見えにくいもの。
だからこそ、講師の目と耳でチェックしてもらうのが、上達への一番の近道になります。
ムールドラムスで、表現力を引き出すレッスンを
元住吉のドラム教室「ムールドラムス」では、叩き方やリズムだけでなく、ダイナミクスや音色づくりまでしっかり指導しています。
生ドラム2台を使ったマンツーマンレッスンだからこそ、あなたの音を間近で聴きながら、
「ここはもう少し抜いてみましょう」
「スネアのこの位置を叩くと、こんな音になりますよ」
と、一人ひとりに合わせて丁寧にお伝えできます。
初心者の方はもちろん、「そろそろ表現の幅を広げたい」という経験者の方にもぴったりの内容です。
まずは無料体験で、ドラムの“表現力”を体感してください
ダイナミクスの話は、読むだけよりも、実際に音を出して体感するのが一番。
「同じ一打で、こんなに音が変わるんだ!」
その驚きを、ぜひ教室で味わってみてください。
ムールドラムスでは、無料体験レッスンを実施中。
完全予約制なので、周りを気にせずマイペースにスタートできます。
初心者の方も、経験者の方も大歓迎。
元住吉で、あなたのドラムの表現力を一緒に広げていきましょう。
あなたの演奏が、もっと色鮮やかで、もっと豊かになりますように。
次回のパート5もお楽しみに!


