リズムと集中力には深い関係があった!?リアルエピソード版

「ぼく、頭が良くなってる気がする!」

今日のキッズレッスン中に、生徒さんがふとこんな一言をつぶやきました。

「ぼく、頭が良くなってる気がする!」

思わず「え、本当に?!」って聞き返してしまいました(笑)。

でもこれ、あながち間違いじゃないんです。むしろかなり正確な自己分析です。

今日のレッスンでは、右手と左手で別のことを同時にやる説明をしていました。

右手はハイハットををやさしく叩く。
左手はスネアの真ん中をしっかり強く叩く。

音量も、力の入れ具合も、叩く場所も、ぜんぶバラバラ。
それを同時にやる。

「わかった、やってみる!」と集中し始めた顔が、またよかったんですよね。


右手と左手がバラバラに動くということ

ドラムが他の楽器とちょっと違う点があります。

それは、両手両足がすべて独立して動くということです。

たとえば今日のレッスンで練習していたのは:

・右手:ハイハットをやさしく、一定のテンポでリズムを刻む
・左手:スネアをしっかりした力で、くっきりとした音を出す、プラス真ん中に当たるように的を絞る

この2つを同時にやるだけでも、最初はなかなか難しい。

「右手に意識を向けると左手がおろそかになって弱くなる」
「左手を強く叩こうとすると全体のテンポが乱れる」

こういうことが起きます。

これって実は、脳にとってかなりいい負荷がかかっているサインです。


ドラムがマルチタスクトレーニングになる理由

「マルチタスク」という言葉を聞いたことがありますか?

複数のことを同時に、あるいは素早く切り替えながら処理する能力のことです。

ドラムを叩くとき、脳は常に複数の指令を出し続けています。

「右手はこのリズムで」
「左手はこのタイミングで、この強さで」
「全体のテンポや曲のリズムからはずれていないか」
「音のバランスはどうか」

これをリアルタイムで処理しながら演奏するのがドラムです。

最初は「うまくできない!」と感じるのはあたりまえで、それは脳がフル回転しているから。

練習を重ねるうちに少しずつ動きが体に馴染んでいき、ある時突然「あ、できてる!」という瞬間が来ます。

その積み重ねが、集中力や処理能力を育てていきます。


生徒の一言が教えてくれたこと

今日「僕、頭が良くなってる気がする!」と言ってくれた生徒さん、これは本当に鋭い気づきだと思います。

自分の体と頭がいつもと違う使われ方をしている感覚が、ちゃんとわかってる。

難しいことを一生懸命やって、少しずつできるようになっていく。
その過程そのものが、脳にとってのトレーニングになっています。

「ドラムって叩くだけじゃないんだな」と改めて感じた一日でした。


子供のうちに始めるメリット

子供の脳は大人に比べてとても柔軟です。

新しいことを吸収するスピードが速く、体に動きが染み込むのも早い。

「右手と左手で別々のことをする」という感覚も、子供のうちから練習することで自然と身についていきます。

ドラムを通じて育まれた集中力や、複数のことを同時に処理する力は、音楽以外の場面でも活きてくることがあります。

「習い事に何か始めたいけど、何がいいかわからない」

そう悩んでいる保護者の方に、ドラムはひとつの選択肢としてぜひ知っていただきたいと思っています。

もちろん、ドラムをやれば急に勉強ができるようになる、
みたいな話ではありません。笑
でも実際、かなり頭を使う楽器だなとは毎日感じています。

リズムと集中力

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