キッズレッスンで集中が続く瞬間

子どもって、ほんとうにその日その日で違います。
昨日はすごくノリノリだったのに、今日はなんだかぼんやり。あります。全然あります。
でもこれ、子どもだけじゃないんですよね。
大人だって、疲れている日もあれば、眠い日もあるし、なんとなく気分が乗らない日もある。

小学生の子たちならなおさらです。
学校でいっぱい頭を使ってきた日。
外遊びで体がクタクタの日。
ちょっと寝不足の日。
そういう日は、ドラムみたいに頭も体もたくさん使うレッスンは、正直かなり影響を受けます。

だから私は、そんな日に「集中して!」とはあまり言いません。
まず考えるのは、とにかく楽しくすることです。
30分しかないレッスンですし、嫌なことを無理やり続けてもあまりいい方向には行かないんですよね。

先日のレッスンでも、まさにそんな瞬間がありました。
最初は、ちょっと気分が乗らない感じでした。
返事もいつもより小さめ。疲れてるのかな。
スティックをにぎっても、今日はガンガンいく感じではないなという空気。
こういう時、前に進めようとして課題を押し切るとだいたいうまくいきません。

なので、やることを切り替えていきます

ゲームっぽくスタート。
マルバツピンポンブーは必須です。
(これは断固言いたい!「有吉の壁」よりムールドラムスが先に使い出したのです!)

ピンポーン

ピンポーン

音符の名前を当てる。リズムを声に出して言えるか。次は、止まらずに最後まで叩けるか。
さらに、制限時間内に何回しっかり叩けるか。
ただ遊んでいるわけではありません。ちゃんとレッスンです。

でも、本人からすると「勉強っぽい」より「ちょっと面白い」が勝ってくれるんですよね。
すると不思議で、最初はぼーっとしていた子が、だんだん目つきが変わってくきます。
あ、入ってきたな!という瞬間があります。長い間講師をしていると、それがわかります。
その瞬間はいつも私は毎回嬉しいです。

そこからは早いです。もう一回やる。次はもっとできるようにしたい。さっきは最後で止まったから今度は最後までいきたい。
こうなると、こちらが「集中して」と言わなくても続きます。
むしろ本人のほうがやめたがらない、帰らない(笑)30分終わっても叩き続けちゃいます(笑)

集中って最初からずっと高い状態で保つものじゃないんだなと、私はレッスンでよく感じます。

「面白い」
「できた」
「もう1回」
「もっとやりたい!」
この流れができた時に、結果として集中が続くんですよね。
保護者の方からも、実際に
「集中して取り組む力が育ってきた」
「できることが増えて自信がついた」
「楽しそうに通っている」
という声をいただいています。

教室の保護者アンケートでも、集中力や達成感、自信、そして“楽しいから続いている”という変化はかなり多かったです。

私は、子どもの集中力って「頑張らせる」だけでは育ちにくいと思っています。
特に小学生は、気持ちが動かないと体も動かないです。
逆に、面白いと思えたら一気に伸びます。
ドラムレッスンのいいところは、やることが多いところです。
叩く。
見る。
声に出す。
数える。
覚える。
体(両手両足)を別々に動かす。
しかも、瞬間の音が出るから反応がわかりやすい。
勉強みたいに机に向かってじっと、ではないです。
頭も使うし、体も使う。
そのバランスがすごくいいなと、日々思います。
もちろん、いつも毎回完璧に集中できるわけではありません。
そんなの無理です。
でも、それでいいと思っています。

今日はここから入ろう。
今日はこれがハマりそう。
今日は課題曲よりこっちかな。
今日は前にできたことを復習してもっとしっかりできるようにしてみよう。

そうやって、その子に合わせながら進めると、ふっと集中のスイッチが入る時があります。
その瞬間を見るたびに、子どもってすごいなと思います。
そして、無理に引っぱるより楽しい力って強いなあと毎回感じます。
もし、
「うちの子、集中力がなくて…」
「習い事が続くか心配で…」
「まずは楽しく通えることが一番なんです」
そんなふうに感じている保護者の方がいたら、すごくよくわかります。
ムールドラムスのキッズレッスンは、マンツーマンで、その日の様子も見ながら進めています。
最初からビシッとできなくて大丈夫です。
楽しいから続く。
続くからできることが増える。
その積み重ねで、自信や集中につながっていく。
そんなレッスンを大事にしています。